ご注意: CrowdTangle製品に関する重要な記事の一部はすでに翻訳されていますが、そのインターフェイス自体は現在でも英語のみで提供されています(公開投稿とアカウントについては、さまざまな言語でのトラッキングと検索が可能です)。サポートチームによるサービスも主に英語で提供させていただいております。
CrowdTangleでは、その各種ツールを使って、FacebookやInstagramで公共団体が目の当たりにしているエンゲージメントのトレンドやパターンを定期的にチェックしています。2019年には、その結果を「German Local News Publishers See Growth on Facebook」や「How U.S. Local News Is Performing on Facebook」といった公開データレポートとして公開しました。 これらのレポートでは、ローカルニュース報道機関のFacebookページにおける投稿のフリークエンシー、動画再生数、インタラクションなどのトレンドを徹底分析しています。
このような取り組みを御社でも実際に展開できるよう、このガイドでは、時間の経過とともに変化するFacebookやInstagramのコミュニティのエンゲージメントパターンをCrowdTangleを使って捉える方法をご紹介します。
Facebookページやアカウントのトレンドを把握するのに役立つだけでなく、チームや上級管理職者と共有できる内部レポートの作成方法に関するアドバイスもご覧いただけます。
このガイドを読むことで、次のことができるようになります。
FacebookやInstagramのプレゼンスに関連して共同作業しているチーム向けに、データに基づくソーシャルメディアプレイブックを作成する。
FacebookやInstagramコミュニティのエンゲージメントパフォーマンスに関する包括的な分析結果を上級管理職者に提出する。
アカウントにおいて最適なインタラクションを獲得しているコンテンツ領域を編集者、レポーター、コンテンツクリエイターに伝える。
ソーシャル動画の作成を担当する動画チームと動画の長さに関する推奨事項を共有する。
全体的な投稿戦略の最適化につながるパターンを見つけて活用する。
使用する機能:
[Historical Data (履歴データ)]: この機能は右上の歯車アイコンをクリックすると表示されます。
Intelligenceを使ってFacebookページ/アカウントの分析を作成する
ステップ1: Intelligenceに移動し、Facebookページ/アカウント、または複数のページ/アカウントを含むリストを検索バーに入力します。
ステップ2: 右側にある[Date Range (日付範囲)]セクションに移動し、カスタムの期間を設定します。例えば、年間レポートを作成する場合は、1年間の期間を設定します。
ステップ3: 次に、[Compare Dates (日付による比較)]チェックボックスを選択します。 前年比の年間レポートを作成する場合は、[Year Over Year (前年比)]オプションを選択します。
ステップ4: [Group By (グループ化)]セクションに移動し、表示するデータの期間を1日、1週間、1か月間に設定します。年間レポートの場合は、1か月間でグループ化することをおすすめします。
ステップ5: データ分析を開始します。 時間の経過とともに推移する割合の増減を知るには自分で計算する必要がありますが、Intelligenceを利用すれば、簡単にあらゆるパブリックエンゲージメントデータを収集したり、見た目に優れたグラフでデータを可視化したりできます。
おすすめのデータポイント:
A. 合計インタラクション数 – [Interactions (インタラクション)]タブでは、投稿に関する全体的なエンゲージメントデータを表示できます。
このセクションは次の面でも役立ちます。
前期比により、合計インタラクション数の動向や変化を把握する。
投稿タイプによるインタラクション数の内訳を作成し、他の期間と比較する。右側の[Post Type (投稿タイプ)]セクションを使って、投稿フォーマット別にエンゲージメントを並べ替えることができます。
インタラクションタイプでフィルタリングしたり、特定のリアクション、コメント、シェアに関連するパターンを特定したりする。自社のコンテンツのシェアが時間の経過とともに増えているかや、動画が「超いいね!」といった特定のインタラクションを促しているかなどを判断する。
B. 投稿のフリークエンシー – [Post Count (投稿数)]タブに移動し、時間の経過とともに投稿の全体的なフリークエンシーに変化があったかどうかを確認します。
このセクションは次の面でも役立ちます。
特定の投稿タイプ(写真、リンク、動画、ライブ)に基づいて投稿のフリークエンシーを絞り込み、各種フォーマットの成果の動向を把握する。
C. 動画再生数 – [Videos (動画)]タブに移動し、時間の経過とともに合計再生数に変化があったかどうかを確認します。
このセクションは次の面でも役立ちます。
動画再生数をライブ以外の動画とライブ動画でフィルタリングする。
Facebookページへの投稿での再生数とそのシェアでの再生数とに区分した合計動画再生数の内訳を作成する。
動画の長さ別による動画再生数の内訳を作成する。
動画の長さ別による合計動画投稿数の内訳を作成する。
D. インタラクション率 – [Interaction Rate (インタラクション率)]タブに移動し、自社のFacebookページにおけるオーディエンスの全体的なインタラクション率を確認します。
このセクションは次の面でも役立ちます。
前期比により、インタラクション率の動向や変化を把握する。
投稿別によるインタラクション率の内訳を作成し、他の期間と比較する。右側の[Post Type (投稿タイプ)]セクションを使って、投稿フォーマット別にインタラクション率を並べ替えることができます。
E. ページの「いいね!」/フォロワーの数 – [Page Likes/Followers (ページの「いいね!」/フォロワーの数)]タブに移動し、自社のFacebookページの成長率の動向を把握します。
このセクションは次の面でも役立ちます。
自社のFacebookページの成長の高まりと落ち込みを確認し、それらの潜在的な要因を把握する。
Intelligenceに関する上級者向けヒント:
Intelligenceからcsvをエクポートすることで、データを綿密にチェックしたり、追加のグラフを作成したりできます。
保存済みレポートを作成すれば、Intelligenceによる分析にいつでも手軽に確認できます。
IntelligenceレポートのPDFを作成すれば、上級管理職者や同僚と手軽に共有できます。
履歴データを使って投稿分析を作成する
ステップ1: [Historical Data (履歴データ)]に移動し、自社のFacebookページ/アカウントを[Choose Scope (範囲を選択)]セクションで選択します(複数のFacebookページ/アカウントを含むリストを選択することもできます)。
ステップ2: 指定の期間において高いパフォーマンスを獲得している上位の投稿を取得するには、[Order By (並べ替えの条件)]セクションを[Overperforming]に設定します。合計インタラクション数で上位の成果を達成している投稿を取得するには、[Order By (並べ替えの条件)]セクションを[Total Interactions (合計インタラクション数)]に設定します。
ステップ3: 取得する投稿の数(上位100件など)を指定するには、[Limit Results (結果を制限)]セクションでその条件を設定します。
ステップ4: データ範囲を設定します。
ステップ5: [Fetch History (履歴を取得)]を選択し、指定した条件に一致する投稿をまとめたcsvファイルを、お使いの受信箱で受け取ります。
履歴データに関する上級者向けヒント:
[Historical Data (履歴データ)]フォーム内では、[Post Type (投稿タイプ)]でフィルタリングして、リンクの投稿とFacebook Live動画などのフォーマット同士の成果を比較でき、特定のフォーマットで効果的だったコンテンツを見つけることができます。
履歴データのcsvファイルでは、さまざまな列を基準としてデータを並べ替えて、シェアや動画再生数などの特定のアクションで高い成果を促したコンテンツへの絞り込みを行うことができます。
投稿時間の傾向を詳しく調べたり、それが投稿の全体的な成果を左右する要因となっていたかなどを確認したりすることもできます。
ボーナス!リファーラルのトラッキング:
さらに、CrowdTangleの効果的な活用法として、所定の期間に自社のコンテンツをソーシャルでシェアしたパブリックインフルエンサーを表示することもできます。このためには、リファーラルのトラッキングを設定する必要があります。次に、上記の[Historical Data (履歴データ)]の使い方の手順を繰り返せば、システムで設定したリファーラルの検索に基づいた上位の投稿を取得できます。
CrowdTangleデータに関する注意:
CrowdTangleデータはすべて公開データです。
トラッキングする指標:
公開ページと公開グループ
認証済みプロフィール
インタラクション数
ページへの「いいね!」の数
動画再生数
IGTV
トラッキングしない指標:
ページのリーチ
トラフィックとクリック
非公開の投稿とプロフィール
有料投稿または宣伝投稿
非公開または時間限定のコンテンツ